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2006/12/12(火)
『狂犬病予防接種』
 帰国していたときに日本で大きなニュースになっていた狂犬病。お気の毒にもフィリピンで犬に咬まれてしまって日本に帰国後発症されたお二方はお亡くなりになったとこちらのニュースでも報道されておりました。(ご冥福をお祈りいたします。)

 お恥ずかしいことに、yattaran&chobi夫婦は「狂犬病の予防接種もしなくてはね。」とは考えていたものの、具体的にいつどこで接種してもらうかなどの話は進めておりませんでした。そのうちね、と思っている間は人間って行動に移さないものです。

 今回、このニュースがきっかけにもなり、本日予防接種を受けてまいりました。オフィスには定期的にドクターがいらしているので、B型肝炎やインフルエンザの予防接種のときと同じくオフィスにて注射していただきました。クルトはその間、クレートに入ってお留守番。

061212a.jpg
おとうさん、おかあさん、注射がイタくても泣いちゃダメだよ


 狂犬病は全ての哺乳類に感染するウィルスであり、咬まれるだけでなく、傷口や目、口などの粘膜部を舐められても感染します。またひとたび発症すれば治療法はなく、ほぼ100パーセント死に至る恐ろしい病気でもあります。

 予防は感染前のワクチン接種と感染後発症前(潜伏期間)のワクチン接種のみというのが現状です。今日受けたワクチンは、もちろん感染前用のワクチンですが、1度の接種で予防が確定するわけではないそうで、7日後に2度目、28日後に3度目の接種を受けて、1年間有効の予防接種終了ということだそうです。

 ですので、1年ごとに追加の予防接種も必要なのです。(但し、日本国内で受けるワクチンプログラムとは若干の違いがあるようです。)

 また、もし感染が疑われる事態(犬、猫、コウモリなどに咬まれる、舐められる)になれば、潜伏期間用のワクチンを2度接種しなければなりません。もし感染前予防接種を受けていないのであれば、6度の接種が必要になるそうです。注射が2度であっても6度であっても、必要回数が終了する(抗体ができる)前に病気を発症してしまうと、ワクチン接種は意味がなくなってしまいます。

 日本は今のところ狂犬病撲滅国ですが、最近は様々な経路でウィルスが持ち込まれているとも聞きます。また『狂犬病』の名であっても犬だけが感染源ではないのですから、「キャリア動物がいない」と考えることは難しいでしょう。

 登録・未登録あわせて、わんこ達の狂犬病予防接種率も40パーセントを下回っているそうで、予防接種によるアレルギー症状などのリスクもあるのでしょうが、ひとたび狂犬病が広まる事態になれば、と思うと出来る限りの予防を、と考えます。

そしてここフィリピンでは……

 残念ながら、放し飼いのわんこも多いうえ、ノラさんとの区別も付きにくいのが現状で(半ノラさんの仔達も多数いるかと思われます。)ましてや、犬の登録制度と狂犬病予防接種を厚生省が計画しても、予算がない。

 新聞に出ていた記事では狂犬病撲滅計画の総予算が2200万ペソ(約5000万円強)フィリピン国内にいる全てのわんこに予防接種するには8000万ペソ(約1億8千万円)が必要。ここですでに予算不足で計画倒れ。

 しかも国民になぜ登録制度と予防接種が必要なのかを教育しないといけないので、2200万ペソですら、ワクチン接種に全てを使うわけにはいかないらしいのです。

 では、「人間に予防接種を」となってもその予算が3~5億ペソ(約7億~12億円)これがまたお金がないといってお手上げしてしまう政府だったりするのです。

 金銭的に余裕のある人たちは人であろうと犬であろうと自主的に自前で予防接種を受けているようですが、だれもかれもがそれを出来るわけではありません。

 ある新聞のコラムにはこんなことも書かれていました。

 この国の農村部では、どの人も子供の頃から「犬には近づくな。」と教え込まれている。そして、犬を追い払うために棒を持って歩くのだ、

 と……。

 本当に哀しいことですが、これが現実なのです。

 今でも全世界で年間50000人以上の方が狂犬病で命を落としています。中でもアジア、アフリカ、南米諸国で多く感染が見られるそうです。

 みなさまも、狂犬病発生地域にお出かけの際は、どんなにわんこがお好きでも、むやみにわんこや動物にさわらない(こう書くこと自体が哀しい)ようになさってください…。
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